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検査部

検体検査部門

検体検査部門

検体検査部門は現在5名の技師で業務を行っています。

当検査室では、最新の医療機器・システムを導入し、『迅速かつ信頼できる検査』をモットーに、 スタッフ一同患者さまへのサービス向上に努めております。 院内検査項目に関しては、採血より30〜40分で、検査結果を提供しております。

分析精度の高い検査を目指しています

信頼度の高い検査を実施するために、日々の精度管理および検査機器のメンテナンスはもちろんのこと、 日本医師会および日本臨床検査技師会主催のサーベイランスに参加し、評価を得ています。

この他、チーム医療の一環として、NST(栄養サポートチーム)、糖尿病ケア委員会、感染対策委員会、輸血委員会等の各委員会に チームの一員として参加し活動しています。

技術や知識の向上を図るため、積極的な勉強会および学会参加、また専門性を高めるために各種認定技師への資格取得に向けて、日々精進しております。

現在の各種認定技師
細胞検査士 1名     緊急臨床検査士 1名     認定血液検査技師 1名
健康食品管理士 1名  二級臨床検査技士(血液学) 1名
検査内容
検体検査
TBA2
TBA1

一般に臨床化学検査とよばれる中の一つで、血液の中でも血清といわれる液体部分を生化学的に分析します。 病気の診断や治療の判定、病状の経過観察に欠かせない検査です。

この検査により、肝臓・腎臓・膵臓・心臓等の機能を見ることができます。

調べる臓器によって検査項目が違ってきますので、複数の検査項目を組み合わせることによって、疾患部位や病気の診断に大変有用です。

当院でできる主な検査項目
総蛋白、アルブミン、総ビリルビン、直接ビリルビン、AST、ALT、ALP、CHE、γGTP、LAP、LDH、 CPK、CK-MB、尿中・血中アミラーゼ、リパーゼ、総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、 BUN、クレアチニン、尿酸、Na、K、Cl、Mg、血清鉄、無機リン、CRP
免疫・血清学的検査
HIS

抗原抗体反応や免疫反応を利用した様々な方法を用いて、感染症の検査や腫瘍マーカー、各種ホルモン検査を行い、病態の診断をする検査です。

当院でできる主な検査項目
感染症: HBs抗原、HBs抗体、HCV抗体、梅毒血清検査
腫瘍マーカー検査: PSA(前立腺腫瘍のマーカー)
甲状腺検査: FT3、FT4、TSH

好中球 好酸球 好塩基球 単球 リンパ球

白血球(基本的にはこの5分類)
好中球    好酸球    好塩基球     単球      リンパ球

赤血球と血小板   CBC

赤血球と血小板(下段左画像矢印)

血液学検査

血液中の赤血球・白血球・血小板の数や形を調べることにより、貧血・白血病・炎症疾患などの診断に重要な検査です。


凝固・線溶検査
CS

血液が固まることを“凝固”、血液のかたまりが溶けていくことを“線溶”といいます。 異常がない場合は、凝固と線溶のバランスがうまくいっています。

血液凝固・線溶検査は、手術前には必ず行います。 また、抗凝固薬(血液を固まりにくくするお薬)を服用している場合も、薬の効果を確認するために検査します。

また、さまざまな疾患において、凝固・線溶に変動がみられます。 検査項目を組み合わせることで、出血傾向の原因診断に役立つ検査です。

当院でできる主な検査項目
プロトロビン時間(PT)、トロンボテスト(TT)、活性化部位トロンボブラスチン時間(APTT)、 フィブリノゲン定量(Fib)、Dダイマー(D-Dimer)
一般検査

尿検査・便潜血検査・髄液検査などを行なっています。 尿や便の検査は、痛みを伴わない非侵襲的な検査でスクリーニングとして有用です。

尿検査
尿は、腎臓で血液をろ過して作られ膀胱にたまり、体外へと排出されます。 腎臓はさらにそのろ過液から体に必要なものを再び体内に戻す働きも行っています。 尿の成分は、身体の代謝によって生まれた老廃物です。 糖尿病、腎疾患、感染症、栄養障害などの疾患では、本来尿には出てこない物質が出てきます。
よって、尿を検査することによって、腎臓や泌尿器の働きが正常かどうかを調べることができます。 (また、尿は全身を循環している血液をろ過して作られているため、全身の情報を得ることもできます。)
尿検査は主に2つの検査を行っています。
尿定性検査
尿中にはさまざまな成分が含まれています。 当検査室では、これらの成分を試験紙を用いて検査します。 (PH、比重、糖、潜血、ビリルビン、ケトン体、ウロビリノーゲン、亜硝酸塩、白血球反応 の10項目を測定しています。)
顕微鏡
尿沈渣検査
尿沈渣とは、尿中に含まれている赤血球や白血球、細胞、結晶成分などの固形成分のことをいいます。 これらを顕微鏡で観察し、尿沈渣の数の増加や有無を調べて、腎臓などの異常の診断や病状の経過観察を行います。
【尿沈渣でわかること】
この検査は腎臓や尿路系の病気の診断に有用です。 尿が腎臓でつくられ尿路や膀胱を通過して排出される間に、剥がれ落ちたりして混入するものを調べることで、 腎臓や尿路系の病気の種類や部位を推測することができます。
 
便潜血検査
小腸や大腸などの消化管のどこかに出血があると、便中に血液が混ざります。
便に含まれている肉眼では分からない血液を調べるのが、便潜血検査です。 小腸や大腸などの消化管からの出血の有無を調べることができます。
髄液検査
髄液とは、脳室系とクモ膜下腔を満たす、無色透明な液体です。 髄液の機能として、栄養を補給し老廃物を排除する働きと、脳や神経を保護する役目があります。
そのため脳や脊髄に異常があると、髄液に変化がみられます。 たとえば髄膜炎になると髄液中の細胞数や蛋白が増加します。

このほかにもガン、神経が変性するような病気も髄液検査を行うことで、診断・治療効果を把握することができます。

輸血検査

輸血は、血液細胞の移植ともいわれています。

安全な輸血を行うために、いずみの病院では輸血前検査として、以下の検査を行っています。

  • 血液型
  • 不規則抗体スクリーニング
  • 交差適合試験 (高知県赤十字血液センターより供給される輸血用血液製剤と患者さまの血液を混ぜ合わせ、抗原抗体反応が起きないことを確かめる検査)

また、血液製剤の保管管理は、輸血管理システム(コンピューター管理)を導入し、人為的過誤の防止に努め、より安全な体制をとっています。 また夜間や休日も24時間安全な輸血ができるような体制をとっています。

『輸血・血漿分画製剤同意書』
当院では、自己血以外、赤十字血液センターから供給された血液製剤を使用して治療に役立てています。 赤十字血液センターの努力によりその安全性は世界中でも非常に高いと評価をされていますが、 ヒトの血液を原料としているため、ウイルス等の感染症を完全には否定できません。 また、副作用といった危険性も含まれています。
そこで医師は他の治療法や自己血輸血なども検討し、輸血が必要だと判断した場合、 患者さまやご家族の方に輸血の必要性と危険性に関する説明を行い、同意を得た上で、輸血を行っています。
なお、その際に、医師から説明を受け、同意されたことを確認するために『輸血・血漿分画製剤同意書』にご署名をいただいております。
ご不明な点や疑問がございましたら、ご遠慮なく主治医にご相談下さい。
輸血 輸血

当検査部では、輸血前検査とともに次のことを行っています。

検体保管
血液製剤の輸血や投与による感染症が疑われた場合には、血液製剤と感染症との因果関係を明らかにするために、 患者さまの輸血・投与前の状態を確認する必要があります。 そのために、当院では『保管検体』として輸血・投与前の患者さまの血液(血清)を凍結保存しています。 感染症発症後に血液製剤との因果関係を確認した場合には、生物由来製品感染等被害救済制度を受けることもできます。
輸血歴情報の管理
輸血用血液製剤の輸血や血漿分画製剤の投与が実施された場合の履歴情報 (血液製剤の製品名、製造番号、輸血日等)は法律により輸血後20年間保管することが義務づけられています。 これは万が一、輸血による感染の可能性が考えられた場合、輸血・投与された患者さまに対して迅速に適切な対処を執り行うためのものです。
製剤による副作用監視
輸血委員会と協力し、臨床から副作用発生に関する報告あるいは今後の対応等についての問い合わせがあった場合、 副作用の詳細を確認し、場合によっては赤十字血液センターと協力し原因の調査を行います。

検査部 朝霧

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