専門外来
ボトックス外来
神経内科では「ボトックス外来」を行っています。
脳卒中後遺症や脳性麻痺等による痙縮、眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頚などに対して、 ボトックス毒素の局所注射により症状緩和を図るボトックス治療を行っています。 脳卒中後遺症や脳性麻痺等では、2〜3週間のリハビリ入院と併用することが有用です。
ボトックス治療とは
痙縮(けいしゅく)とは、脳卒中後や脳性麻痺等によくみられる運動(機能) 障害の一つで筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくかったり、 勝手に動いたりしてしまう状態のことです。
こんな症状でお困りの方に有効とされるのがボトックス治療です。目的の筋肉に注射することで、 筋肉の緊張や痛みが和らぎます。一度の施注で3〜4ヶ月間効果が持続します。 集中的なリハビリテーションを組み合わせて行うため、原則として2〜3週間の入院をしていただきます。
ボトックス治療では適切な筋肉に注射されていないことが、治療効果があがらない原因となっています。
いずみの病院では患者さんごとに最適な注射部位とその量を、 医師とリハビリスタッフが話し合って決めています。ボトックス施注時には筋電計等を用い、 目的の筋に正確に薬液を注入しています。 施注後に集中的リハビリテーションを追加することにより高い治療効果を上げています。
医師が必要と判断すれば、繰り返し治療を受けていただくことが可能です。
痛みが強い方や、動きにくさから衛生的ケアが困難な方、動作回復が望める方など、患者さんお一人お一人の状態に応じて適切な治療法を検討します。まずはお気軽にボトックス外来までご相談ください。