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おすすめ健康レシピ

透析患者さんの食事

腎臓は、老廃物の排泄、体内の水分や電解質バランスの調節などを行っています。 腎不全などで腎臓の機能が低下すると、排泄や調節がうまくできなくなるため、 腎臓の機能を人工的に代替する透析や、腎臓への負担を軽減する食事療法などの治療をする必要があります。

今回は、透析患者さんの食事について、注意していただきたい食材や調理のポイントを、 一日の献立例とともにご紹介します。

食事・調理のポイント
水分は控える

透析患者さんは、尿量が少なかったり無尿だったりするので、水分をとりすぎると体に水が溜まり、体重が増加します。

塩分は摂りすぎない

塩分を摂ると喉が渇き、自然に水分をとりたくなってしまいます。 塩分は、1日5〜8gに制限しましょう。

カリウムの多い食品は摂りすぎない

1日のカリウム摂取量は、1500r以下に抑えましょう。

カリウム含有量の多い食品
果物…バナナ、メロン、キウイフルーツ、ドライフルーツ
野菜…ほうれん草、たけのこ、カリフラワー、芽キャベツ
芋類…さつま芋、じゃが芋、里芋、大和芋
豆類…大豆、納豆、みそ
種実類…栗、ぎんなん、アーモンド、ピーナッツ
カリウムを減らす工夫
・野菜や芋類は、小さく切り、たっぷりのお湯でゆで、ゆで汁を捨ててから調理する
・生食の野菜は、千切り、薄切り、みじん切りにし、流水に1時間程度さらしてから用いる
・きゅうりは、輪切りにして酢水でもむ
・大根おろしは、汁を軽く絞ってから食べる
たんぱく質のコントロール

一定量以上のたんぱく質を摂ると、血液の尿素窒素やリンの濃度が濃くなり、他の臓器のはたらきを妨げます。 たんぱく源である肉や魚の量を減らしたり、たんぱく制限米を使用したりして、たんぱく質をコントロールします。
その分不足しがちなエネルギーは、揚げ物にするなど調理方法の工夫によって補うとよいでしょう。

リンの摂取を制限する
  • たんぱく質を摂りすぎない
  • リン含有量の多い食品(魚介、乳製品等)に偏らないようにする
  • 食品添加物として多く含まれるため、レトルト食品や加工食品は控える
  • 低リン食品(栄養補助食品)を利用する
  • ゆでこぼしてから調理する
献立例
透析患者さんの朝食献立例
朝食献立例

金時煮豆・減塩味噌汁・減塩ふりかけ
ごはん・パインのコンポート

金時煮豆の作り方


透析患者さんの昼食献立例
昼食献立例

かじきタンドリー風・さつまいもの重ね煮
いんげん煮・ごはん・エネルギーゼリー

かじきタンドリー風の作り方


透析患者さんの夕食献立例
夕食献立例

親子煮・なすの味噌炒め・きゅうりの酢物
ごはん・みかんのコンポート

きゅうりの酢物の作り方


作り方
金時煮豆   5人分

金時豆(乾燥) 75g  砂糖 35g  水 適量

  • 前日に金時豆を浸水させておく
  • 金時豆を3回ほど水をかえて柔らかくなるまでゆがく
  • 金時豆が浸るくらいの水を入れ、砂糖を加えて弱火で煮る

ポイント!

  • 煮豆は、カリウムを減らすため3回ゆがいてから味付けしています
  • ごはんは、たんぱく制限米をつかっています
  • パインのコンポートは、水分を少なくし粉飴を溶かしています

かじきタンドリー風   5人分

かじき 70g×5切  にんにく 1片  しょうが 20g(汁のみ使用)  ブロッコリー 100g  トマト 75g
調味料 【ヨーグルト全脂無糖 25g  レモン果汁 10cc  トマトケチャップ 25g  カレー粉 2.5g】

  • ブロッコリーは食べやすい大きさに切ってゆがく
  • にんにくとしょうがはすりおろしておく
  • 2と調味料を合わせ、かじきを漬け込む(20分ほど)
  • 3を180度のオーブンで20分焼く
  • 器に盛りつけ、ブロッコリーとトマトを飾る

ポイント!

  • 塩分制限がありますので、カレー粉など香辛料を使用することにより食欲を増進する工夫をしています
  • ごはんは、たんぱく制限米をつかっています
  • カロリーアップのためエネルギーゼリーを添えています

きゅうりの酢物   5人分

きゅうり 300g  ちりめん 25g   合わせ酢 【食酢 20cc  砂糖 12.5g  食塩 0.5g】

  • きゅうりは薄く輪切りにする
  • きゅうりをさっとゆがき、水切りをする
  • 合わせ酢をつくる
  • 2と3とちりめんを和えて、器に盛りつける

ポイント!

  • きゅうりは、カリウムを減らすためゆがいてから水切りしています

栄養管理部

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