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「糖尿病治療薬」「注射製剤について」

2013/06/26 7階多目的ホール 第29回糖尿病勉強会

内科 谷脇広道 薬剤師 山崎清貴

               内科 谷脇広道               薬剤師 山崎清貴


糖尿病治療薬の歴史

糖尿病は、紀元前1550年頃のエジプトの古文書に記載があるなど、古くから認識されていました。 しかし、治療は単に食べないという飢餓療法で、やせ細るばかりの厳しいもの。 世界初の注射製剤が発売されたのは、1923年のことでした。

現在、糖尿病治療薬には、内服薬と注射薬があります。 さらに注射薬には、不足しているインスリンを補うインスリン製剤と、インスリンの分泌を促すGLP‐1受容体作動薬があります。 

注射製剤について

インスリンの分泌には、基礎分泌(血糖値を一定に保つため常に少しずつ分泌)と 追加分泌(食後の血糖値上昇により短時間に大量に分泌)があります。 T型糖尿病の方は基礎分泌も追加分泌も枯渇しており、U型糖尿病の方は追加分泌が不足しているという特徴があります。

インスリン製剤にはその効果の違いによりいくつかの型があり(下図)、 正常なインスリンの働きに近づけるよう分泌の状態に合わせて処方しています。

GLP‐1受容体作動薬は、血糖値が高いときだけインスリンを出すため、膵臓への負担がありません。 また、食欲を抑える働きもあり、体重の増加を抑える効果もあると言われています。

インスリン製剤の型と特徴

インスリン製剤の型と特徴


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