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パーキンソン病について 〜新しい治療薬

2013/07/05 7階多目的ホール 第30回脳と神経の勉強会

第30回脳と神経の勉強会のようす

ドパミンという神経伝達物質が減少することで、筋肉のこわばりや振るえなどの症状が起こるパーキンソン病。 治療は、ドパミン補充作用のあるレボドパの服用が基本です。 レボドパは、長期・多量服用で日内変動(症状が1日のうちで良くなったり悪くなったりを繰り返す状態)や副作用が出現します。 医師は長期に及ぶ治療を見据え、できるだけそれらが出現しないよう、薬の量や他の作用機序の薬との併用を考えて処方しています。

「八升豆(ムクナ豆)に症状改善効果がある」という話を聞くことがあります。 確かに、レボドパを含むため効果はあります。 しかし、含有量や吸収度などが不明確なため、おすすめしません。

自己判断での薬中断や八升豆の服用は、治療計画を揺るがしかねません。 治療は、医師とともに進めていることを忘れないでください。

パーキンソン病に対する主な治療薬の分類と特徴

パーキンソン病に対する主な治療薬の分類と特徴


脳神経センター長・パーキンソン病外来担当医  清家真人

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