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脳の部位と機能
2014/01/10 7階多目的ホール 第36回脳と神経の勉強会
脳の機能による分類
脳は機能によって、大脳、小脳、脳幹の大きく3つに分類されます。
大脳は、脳の外側の部分で、脳の大部分を占めています。 新皮質系、辺縁系、基底核系の3つに分けられ、新皮質系はさらに、前頭葉、前頂葉、側頭葉、後頭葉に分けられます。 考える、感じる、記憶するなどといった機能があります。
小脳は、後頭部の下方にあります。 平衡感覚をとる、姿勢を保持する、体の動きを調節するなどの機能があります。
脳幹は、真ん中の底の部分です。 意識や呼吸を司る機能があります。

心身の優れた司令塔、脳を大切に
脳梗塞や脳動脈瘤、外傷などによって、血管が破れたり詰まったり脳が傷ついたりすると、 その血管が血液を送っていた部位や傷ついた部位の神経が死滅し、その部位が正常に機能しなくなります。 例えば、脳梗塞が前頭葉におこると麻痺や意識障害など、後頭葉におこると視野障害などの症状が出てきます。
また何らかの原因で、記憶を司る辺縁系に障害が生じるとアルツハイマーなど、 体の動きを調整する基底核系に障害が生じるとパーキンソン病を発症したり不随意運動が現れたりします。
脳は、心身の優れた司令塔。 定期的に検査を受けるなどして、脳の状態をチェックしておくとよいでしょう。
脳神経外科