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「SGLT2阻害薬の話」 「早く気づこう 歯周病」

2015/6/24 7階多目的ホール 第41回糖尿病勉強会


新薬の発売から1年経って SGLT2阻害薬の話

薬剤師 山ア 清貴

薬剤師 山ア 清貴

糖尿病は、膵臓が分泌するインスリンの量や働きに異常が起き、糖を正常に代謝できなくなる病気です。 たくさんの糖が再吸収され高血糖が続きます。 糖尿病治療の基本的な考え方は、血糖値が高くならないよう食事や運動、薬物療法でコントロールしていくものです。

SGLT2阻害薬には、糖の再吸収を妨げ糖を尿中に出す作用があります。 糖を体外に出すことで血糖値を下げる、治療の新たな考え方です。 血糖値低下の他、体重減少、低血糖を起こしにくい、血圧低下などの効果があります。 従来の薬とは異なる作用をもつため、他の薬とは違った副作用が見られます。

SGLT2阻害薬の作用

SGLT2阻害薬の作用


あなたのお口は大丈夫? 早く気づこう 歯周病

歯科衛生士 隅川 幸枝

歯科衛生士 隅川 幸枝

歯周病になると、炎症に関わる物質などが増加します。 すると、インスリンの働きを妨げる作用のある物質(TNF-α)が増加します。 そのため、インスリンの効き目が悪くなり糖尿病を悪化させてしまいます。 糖尿病になると、血管がもろくなり、血液のめぐりが悪くなります。 また、抵抗力が弱くなるため歯周病菌に感染しやすくなります。 糖尿病とその合併症の一つである歯周病は、このような悪循環により悪化していきます。

糖尿病と歯周病 悪化の悪循環

糖尿病と歯周病 悪化の悪循環


この悪循環を断つには、歯周病の予防、進行を抑えることが重要です。 歯周病の原因は、お口の中の細菌、歯並びなどお口の中の状態、病気や体の状態、喫煙や食事など生活習慣です。

歯磨きでお口の中を清潔に。 また、歯科医院で歯石除去や個々に合った歯磨き指導を受けるのもよいでしょう。 喫煙やストレス、飲酒、糖分の多い物や軟らかい物を好んで食べたり、 間食回数が多いと歯垢ができやすく歯周病の原因になると考えられます。 生活習慣を見直しましょう。

心がけ一つでお口の中の環境は改善します。 正しい歯磨きと定期的な歯科検診で、歯周病を予防しましょう。

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