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頭部外傷について
2017/03/03 7階多目的ホール 第74回脳と神経の勉強会

頭部外傷とは
頭に外力が加わったために生じる損傷を頭部外傷といい、損傷が皮膚であれば傷やこぶ、 頭蓋骨なら骨折、硬膜なら内外の出血、脳の損傷にまで及びます。 出血により脳が圧迫されると、さまざまな症状が現れます。

頭部の構造と外傷の種類
危険なサインを見逃さないで
特に受傷後6時間以内の急性期は、急激に状態が悪くなる可能性があります。 注意すべき危険なサインがみられたら、とにかく早く受診してください。
受傷後2週間から3ヶ月の慢性期に起こる、慢性硬膜下血腫もあります。 手足が動きにくい、しびれる、ボーッとする、転びやすくなったなど、 気づきにくい程度の症状であることが多いのですが、 かなり出血が大きくならないと命に影響するものではありません。

頭部外傷の危険なサイン
脳神経外科 古庵 葉子