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「DPP-4阻害薬について」「食事療法とカーボカウント」

2017/8/23 7階多目的ホール 第54回糖尿病勉強会

「DPP-4阻害薬について」

きんろう病院 内科 谷脇 広道

きんろう病院 内科 谷脇 広道

「糖尿病」と「糖尿病予備軍」の推移

「糖尿病」と「糖尿病予備軍」の推移

出典:2012年国民健康・栄養調査結果(厚生労働省)

食後、ブドウ糖は小腸で吸収され血液中に分布し、血糖値が上がります。 すると小腸からインクレチン(GIP、GLP-1)というホルモンが分泌され、膵臓にインスリンの分泌を促し、血糖値を下げます。 しかし、インクレチンは、DPP-4という酵素によって短時間で破壊されてしまいます。

DPP-4阻害薬は、DPP-4によるインクレチンの破壊を妨げ 血中濃度を高めることによりインスリン分泌を増強して、血糖値を下げる薬です。

他の薬より低血糖のリスクが少なく、食後・空腹時高血糖が改善します。 また、体重減少、心臓が元気になるといった効果も期待されています。

GLP-1(インクレチン)の作用

GLP-1(インクレチン)の作用


「食事療法とカーボカウント」

管理栄養士 仙石 安美

管理栄養士 仙石 安美

糖尿病は血糖値が高い状態が継続し、体にさまざまな影響がでる病気です。 血糖値は食事摂取により上昇しますが、上昇率は食品により異なります。 炭水化物は摂取量のほぼすべてがブドウ糖に変換され、食後血糖値の上昇に大きく影響します。

カーボカウントとは、炭水化物の総量を計算することで血糖値をコントロールする食事療法のこと。 炭水化物15gを1カーボとして換算し、炭水化物の摂取量管理をめざすものです。

炭水化物は、主食となる穀類・パン・麺、かぼちゃ・芋類、レンコン、豆類などに多く含まれます。 食品に含まれる炭水化物量を知ることで、摂取量の目安をつけられるようになったり、 主食・主菜・副菜の組み合わせなど献立づくりにも役立てられます。

しかし、覚えるのは容易ではありません。 いろんな食品を偏りなく摂って、バランスの良い食事を心がけましょう。

食品ごとのカーボ数の目安

食品ごとのカーボ数の目安  炭水化物15gを1カーボとして換算しています

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