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「運動で守ろう、自分の身体!」「唾液について」

2017/10/25 7階多目的ホール 第55回糖尿病勉強会

「運動で守ろう、自分の身体!」

理学療法士 三谷 幸平


運動で守ろう、自分の身体

運動療法には、血糖を下げる、インスリンの働きやすさを改善するなどの効果があります。

運動習慣のない方は、買い物に自転車で行く、駐車場はあえて遠い場所に停める、エレベーターより階段を使うなど、 日々の生活動作を運動に置き換えることから始めてみましょう。

まずは2〜3日、1週間、1ヶ月と続けて運動習慣をつけましょう。 楽しんで行うことで目的意識が上がり、続けやすくなります。

理想的な運動は、ウォーキングや軽いジョギング、水泳、体操などの有酸素運動を1日20分以上、週3〜5日行うのが最良です。 楽しく続けられる範囲で行って運動を習慣にし、ご自分の健康、身体を守りましょう。


「唾液について」

歯科衛生士 中西 文


唾液の働き

唾液腺
唾液腺マッサージ

糖尿病の方はそうでない方に比べて歯周病になりやすく、重症化しやすくなります。 また、治りも悪くなります。 さらに、歯周病菌が糖尿病を悪化させ、血糖値のコントロールを阻害するという悪化の連鎖が続いてしまいます。

唾液には右図のような働きがあり、口の中を健康な状態に保っています。 唾液が少なくなるとこれらの働きが弱くなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。

唾液は、成人では1日当たり約1〜1.5リットル分泌されますが、年齢を重ねるほど分泌量は減少。 1日の中でも就寝中は分泌が減少します。

口の中の環境を保つために、唾液の分泌量を増やしましょう。 水分補給をする、よく噛んで食べる、おしゃべりなどで舌を動かすこと。 また、唾液腺を刺激することで唾液の分泌を促す「唾液腺マッサージ」を行うこともおすすめします。


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