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脳ドックのおはなし
2019/07/05 7階多目的ホール 第102回脳と神経の勉強会

脳ドックとは人間ドック(健診)の脳バージョンで、脳に関する病気、主に脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)のリスクをいち早く発見して、未然に防ぐことを目的としています。

脳卒中は発症すると麻痺が残るケースが多く、要介護認定される主な原因として、男性では1位となっています。また、がん・心筋梗塞に続いて、死亡原因の第3位でもあります。加齢に伴い増える脳卒中。患者数を年代別でみると(左上表)、45歳以降、急激に増えているのがわかります。また糖尿病や高血圧、脂質異常症などの成人病のある方、血縁にくも膜下出血を起こされた方がいる場合は、一度検査しておくことをおすすめします。

3.0テスラMRI

当院は3.0テスラMRIを用いた高精度の検査を行っております。これまで行えなかった細部の血管も鮮明に映し出すことができます。被ばくの心配がなく、血管観察時は造影剤を使用しないので、安心して検査いただけます。
まずは予約を!

現在症状がない方も早めの検査をおすすめします。万が一、検査で異常が見つかった場合は、さらに詳しい検査や治療も行っております。完全予約制です。まずはお電話でご予約ください。
脳神経外科部長・脳ドック担当医 古庵 葉子