医療法人防治会 いずみの病院

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診療科・部門

透析室

透析概要

  • ベッド数 20床
    月曜~土曜日まで
    日曜日を除いて毎日行なっております。
  • 月・水・金
    午前の部 8:30入室開始
    午後の部 14:30入室開始
    夜の部 17:00入室開始(最大22:30まで対応)
  • 火・木・土
    午前の部 8:30入室開始
    午後の部 14:30入室開始

透析スケジュール

 
午前の部
午後の部      
夜の部      

安心安全な透析治療

1.安心安全な個人送迎

当院の送迎は基本個人送迎です。専任の運転手が病院とご自宅間の送迎をいたします。
(集団でのバス送迎ではないので密にならず安心して通院することができます。)

2.少人数での透析

当院では1クールに施行する透析人数を20人としております。少人数のため、ベットとベットの間隔も広くソーシャルディスタンスが保たれています。

3.透析前のチェック

体調不良など、疑わしい症状がある場合は発熱 外来で診察を受けていただき、必要に応じて検査を実施しております。場合によっては隔離して透析を実施し、感染リスクがないと判断されてから透析室に入っていただきます。

4.病院としての感染対策

院内でも感染対策を強化しております。職員の体調管理を実施し、院内の会議や研修は状況に応じて人数制限や中止、WEBで対応するようにしています。
また、来院者の体温測定を行い、状況に応じて入院患者さんへの面会制限の見直しを行っています。

特色

血液浄化装置

オンラインHDF

当院では、従来の人工透析よりもより生体の腎臓の働きに近いといわれている オンラインHDFという治療を行なっています。
オンラインHDFを行なうことで通常の透析では取り除きにくいとされている物質を除去することができ、 骨・関節痛、イライラ感、不眠、痒みなどの症状改善効果や透析開始時の尿量維持、健康状態を維持しての延命効果が期待できます。

患者さんに最適な治療を

当院ではオンラインHDF専用機器を全台導入しています。 またHDFでは専用のダイアフィルターを使用しています。
最近の透析治療では透析時間を長くして、十分な透析量をという考え方が主流となりつつあります。 当院でも、要望に応じて透析時間の延長も承っています。 また患者さんの状態に応じて、透析方法(ダイアライザーや治療時間や除水プログラム、抗凝固剤など)を より最適なものにするように透析条件を定期的に検討しています。 オンラインHDF以外でも積層型ダイアライザーによる透析をおこなっていますので、患者様に応じた材料を選択できます。

アーム式液晶テレビ

治療中の快適さ

透析室のベッドは全ベッド電動ベッドを採用していますので、透析中状態が安定している方はご自由にリクライニングを調節していただけます。またベッド全台にアーム式液晶テレビを取り付けてありますので、他の患者さんと共有することなく、またご自由な姿勢でテレビを楽しむことができます。テレビにはDVDプレイヤーを接続することもできますので、透析中に映画を楽しむことも可能です。
Wi-fi環境も整っているのでタブレットやスマートフォンで動画を楽しまれている人も多くいらっしゃいます。 また、ベッド間隔を広くとることで患者さんがゆっくりと治療に専念できるよう配慮しています。

透析治療を一緒に頑張りましょう

患者さんがより健康的に、体に負担をかけることなく日々過ごし、透析を続けていくためにはなにより自己管理が大切です。 私たち透析室スタッフは、患者さんの自己管理をサポートいたします。
透析って何だろう? 透析を始めたらどういう生活を送ればいいのかしら? 食事は何を食べたらいいのだろう? などの疑問についてはパンフレットを用いて丁寧に説明させていただきます。また栄養士による食事指導など を行なっています。

下肢の運動

下肢の運動

腎不全や透析患者さんでは、運動能力が著しく低下することが知られています。 透析開始から1時間くらいの間に軽い運動を行うことで、透析中の血圧変動を防ぐ効果や筋力・体力の維持効果が証明されています。
患者さんからは、「足のツリが少なくなった」「退屈しない」「調子が良くなった」などの声をお聞きします。 実施にあたっては、医師、看護師、臨床工学技士による十分な安全管理のもとに、 下肢筋のストレッチングや末梢循環促進、 軽い筋力強化などを患者さんの状態に合わせて行います。

透析治療への不安解消

透析を初めてされる患者さまは、透析について何もわからず不安を抱えていらっしゃると思います。 また透析年数に関係なく疑問や不安を抱えられてる方もいらっしゃると思います。
いずみの病院では、そのような不安を取り除けるよう、パンフレットなどを用いてわかりやすく、 透析についてや生活していく上で注意しなくてはいけないことなどを説明させていただいています。 何かわからないことがあれば、スタッフに質問していただければわかりやすくお答えするようにしています。
また、月に1回検査結果の報告と生活面などのアドバイスをさせていただいています。

医師紹介

泌尿器科部長
透析部長

近澤 成和

(ちかざわ まさかず)

資格

日本泌尿器学会専門医/身体障害者指定医/医学博士/日本環境感染学会インフェンクションコントロールドクター

”肝腎かなめ”の腎臓、その健康を守りましょう

泌尿器とは尿の分泌、排泄に関わる臓器の総称で、腎臓・尿管・膀胱・尿道を含みます。 尿には血液の老廃物を排出する役割があり、泌尿器の臓器に問題があるとその役割が十分に果たせず、 体に悪影響をおよぼします。特に腎臓は体内をきれいな状態に保つために不可欠な肝腎かなめの臓器です。 腎臓の働きが悪くなり、腎不全になるといずれ、 生きていくために血液浄化法(血液透析、腹膜透析、腎移植)が必要になります。 定期的に検査を受けて、ご自身の腎臓の状態を知っておくことをお勧めします。