専門外来
禁煙外来
※ 現在、薬の供給が困難なため、新規の診療は受け付けておりません。ニコチン依存症と診断された場合、医療保険で禁煙治療が受けられます。 ご自身の健康のためにも、大切なご家族のためにも、本気で禁煙をめざしてみませんか? お気軽にご相談ください。
治療の内容
通常、治療は約3ヶ月間で、この間に5回の診察を行います。 治療内容は、一酸化炭素の呼気濃度の測定、内服薬の処方、 禁煙に向けてのアドバイスなど。
ニコチン依存度チェック
3点 | 2点 | 1点 | 0点 | |
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起床後何分で最初の喫煙をしますか? | 5分以内 | 6〜30分 | 31〜60分 | 61分以上 |
喫煙が禁じられている場所で禁煙することが難しいですか? | はい | いいえ | ||
一日の喫煙の中で、どれが一番やめにくいですか? | 朝、最初の1本 | その他 | ||
一日に何本のたばこを吸いますか? | 31本以上 | 21〜30本 | 11〜20本 | 10本以下 |
ほかの時間帯より、起床後数時間に多くのたばこを吸いますか? | はい | いいえ | ||
ほとんど一日中床に伏しているような病気の時も喫煙しますか? | はい | いいえ | ||
合計点数 |
合計点 0〜3点:ニコチン依存度は低い 4〜6点:ニコチン依存度は普通 7点以上:ニコチン依存度は高い
厚生労働省「最新たばこ情報(健康ネット)」より
喫煙は健康の大敵です
喫煙は、がんや脳卒中、心筋梗塞、胃潰瘍、歯周病の危険因子となります。 その上、受動喫煙の危険性やニコチンの依存性を踏まえると、喫煙習慣は個人の嗜好にとどまらない問題です。
喫煙の状況
厚生労働省国民健康・栄養調査(2011年)によると、たばこを「毎日吸う」「時々吸う」人は、約20%【グラフ1】。 国民の約5人に1人が吸っている状況です。 1日の平均喫煙本数は「毎日吸う」人は17・1本、「時々吸う」人は5・6本。 喫煙日数が多い人ほど本数も多い傾向であることが分かります【グラフ2】。
また、喫煙者のうち、「やめたい」「本数を減らしたい」人が64%に上る反面【グラフ3】、 71%の人が2010年10月のたばこ値上げ後も変わらず吸い続けています【グラフ4】。
禁煙はむずかしい?
なぜたばこをやめられないのでしょうか? 一つは、習慣によるもので、吸わないと口さみしい、再喫煙への不安など心理的依存から。 もう一つは、ニコチン依存によるもので、吸わないと落ち着かない、集中できないなど身体的依存から吸い続けます。
禁煙を始めると、個人差はありますが、さまざまな離脱症状(禁断症状)が現れます。 多くの方がこれらの症状から逃れるため、また喫煙を再開してしまうのです。
禁煙による効果
効果が感じられるまでの期間は、1日の喫煙本数や喫煙年数など個人によって異なりますが、 体は禁煙直後から確実に改善し始めます。 心拍数・血圧・血中酸素量の正常化、味覚・臭覚の改善、睡眠リズムの正常化、血液循環の改善。 4週間後には、離脱症状が消失します。 3ヶ月以上たてば、肺機能も改善し始めます。 喫煙していなかった頃とまったく同じ状態に戻るわけではありませんが、 数年禁煙できれば、さまざまな疾患発症のリスクも減少できます。
実は害が大きい副流煙
たばこの煙は、喫煙者が吸い込む煙(主流煙)と吐き出す煙(呼出煙)、たばこの先から立ち上る煙(副流煙)の3つに分けられます。 有害物質は不完全燃焼時により多く発生するため、またフィルターを通過しないため、 副流煙は主流煙よりも多量の有害物質を含んでいます。
たばこの煙の到達範囲は無風の屋外で、喫煙者1人の場合直径14m、複数人が同時に喫煙の場合、この2〜3倍以上。 風がある場合や屋内ではさらに広範囲に到達します。
副流煙や呼出煙を吸い込むことによる受動喫煙は、ご家庭や職場でその頻度が高くなっています【グラフ5】。
ご自身の健康のためにも、大切なご家族やお仲間に被害を及ぼさないためにも、本気で禁煙を始めてみませんか?