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特殊な認知症
2020/02/07 7階多目的ホール 第109回脳と神経の勉強会
認知症とは、いったん発達した知能がさまざまな原因で持続的に低下した状態を言います。人生の中で経験を積み、成長して得た能力が落ち、その落ちた状態が続くことによって日常生活に支障をきたすことをさします。原因は脳の病気や変性などさまざまです。認知症状をきたす脳疾患として、外科的手術で治せる可能性のあるものと、治療では治せないものがあります。治せる可能性の疾患も他の疾患と合併している場合はその限りではありません。 認知症の明確な原因を突き止め、治療するのは難しく、薬などの調整で認知症の症状を抑え、生活の質を上げることで対応していきます。家族や周囲が認知症について十分理解し、支えることも大切です。
脳神経外科・もの忘れ外来担当医 楠木 司
